

免許返納と言うけれど‥ 公共交通以外の高齢者の移動手段は?
高齢者に「免許返納をして下さい!」と呼びかけるけれども‥。免許返納した後の移動手段についての検討は十分でしょうか? 公共交通の割引券などのサービスを用意する自治体はたくさんあります。しかし公共交通がすべての地域をカバーできていません。公共交通サービスが充実していたとしても、駅やバス停までは、何らかの移動が必要になります。スーパー、病院、友人宅などは、自宅の近くにあって、公共交通に乗らなくても良い時もあります。 このように公共交通がない地域や公共交通のバス停や駅までの、高齢者の移動手段に対する検討が希薄ではないでしょうか。 日本の暮らしは大きく変わりました。大家族が減り独り暮らしが増えました。平均年齢はどんどん長くなっています。クルマ依存や人口減少で、近くの商店や病院が少なくなってしまいました。これからさらに財政が厳しくなります。地域での暮らしとそれを支える移動手段が重要性がますます高まります。 しかし、免許返納後の高齢者の移動手段を考える行政担当課はどこになるのでしょうか。交通安全、事故などに関しては警察。介護が必要になれば、福祉関係。交通関係の